●次の日本文に合うように英文を完成させてください。
A: ナンシーが彼女の上司を好きになるなんてあり得ないよ。
I will eat my ( ) if Nancy comes to like her boss.
B: それって大丈夫。昨日ナンシーはその上司とマクドナルドにいたわよ。
Are you sure? She was with him in a McDonald's yesterday.
※ come to ~になる
★ヒントを読む前に、まずはご自分でしっかり考えてみて下さいね。
【ヒント】
外に出かける時に身に付けることがある物です。
解答と解説はこの下にあります。
A: I will eat my (hat) if Nancy comes to like her boss.
B: Are you sure? She was with him in a McDonald's yesterday.
答えは hat「帽子」でした。
eat one’s hat if ~ は、直訳で「もし~なら、帽子を食べる」という意味になりますが、通常は「~はありえない」のように訳されます。
「帽子を食べる」というような言い回しの感覚は、あまり日本人にはないものだと思います。
もちろん、これにも由来があるようです。
中世の時代に、子牛肉のかたまりで hattes という、それも中世の次代の帽子に似た、とても簡単には食べられそうにもないものがあったそうです。
この hattes が hat になって使われ始めたという事なのでしょうね。
I will eat my hat は決まった言い方ですから、まず出来そうにもない事を言えば、ある程度何でも良さそうです。
I’ll dive off this cliff if his T-shirt sells well.
「彼のTシャツがめちゃ売れたら、この崖から飛び降りてやるよ。」
「ありえない」の部分を含め、最初の例文は、直訳的には次のようにも言えるでしょう。
There is no possibility (that) Nancy will come to like her boss.
注意したいのは、この例文では that 以下の部分が未来形になるので will などの単語が必要になることです。
it's impossible that ... という表現も使えなくはないでしょう。
「あり得ない」を意味するはイディオムは、他にも色々な言い方がありますが pig might fly もその一つです。
ところで Are you sure? は、「あなたは確かですか。」→「それは確かですか。」などと、相手の自信を伺うような時によく使われる会話表現です。
相手があなたの知らない事や、あまり信じられないような事を言った時に使ってみましょう。