●次の日本語に合うように英語を完成させてください。
A: ごめん、間違いを認めるよ。答えは4番だったよ。
Sorry, I’ll eat ( ). The answer was 4.
B: ね、言ったでしょ。
See, I told you.
※ この see は「見える」というような意味ではなく、「そうでしょ?」のような感じで使います。
【ヒント】
真っ黒い鳥と言えば、どんな鳥でしょう。
A: Sorry, I’ll eat (crow). The answer was 4.
B: See, I told you.
eat crow で「間違いを認める」という意味を表すイディオムになります。
真っ黒い鳥と言えば、“カラス /crow”が最初に浮かんだのではないでしょうか。
ところで、なぜカラスを食べることが「間違いを認める」というような話になったのでしょう。
この語源の一説は、1812に始まった米英戦争のさなか、1人のアメリカ人が銃で撃ち落としたカラスがイギリスの領地(アメリカ本土のイギリス軍が侵攻していた地域?)に落ち、それを見つけたイギリス軍の兵士が銃を突きつけ、そのカラスをアメリカ人に無理やり食べさせたというものです。
ちょっとなが~い話になりそうなので、ここら辺りにしておきましょう。
ではなぜカラスを食べさせることが、このイディオムのような意味になるかというと、カラスというのは同じ鳥でも、鶏やハト、カモなどとは違って、非常に味がまずいのだそうです。
そこで、カラスを食べるということは”屈辱をなめる”といったことになり、そこからこのような意味で使われ始めたという、嘘か誠かという話になっているようです。
さて、この表現を忘れた時には、直訳的にこれを言えるようにしておく必要もあるでしょうから、例文をあげてみたいと思います。
まず admit(アドミット・認める)という動詞を使うと次のようにも言えます。
I admit (that) I was wrong.
「私が間違っていたことを認めます。」
ところで、eat crow は eat dirt とも言います。
dirt は「泥、土」のことですから、食べなくても、その味はまずいと思うはずです。