●次の日本語に合うように英語を完成させてください。
A: 嘘をついたら、その報いを受けることになるぞ。
If you tell a lie, you will face the ( ).
B: 神にかけて誓うよ。僕は嘘なんか言ってないよ。
I swear to God. I'm not telling a lie.
★ヒントを読む前に、まずはご自分でしっかり考えてみるとよりいいと思いますよ。
※ swear(スウェア) は「誓う」という意味ですが、I swear to God. も決まり文句なので覚えておくと良いでしょう。
【ヒント】
無人島とかにいなければ、毎日これを聴かない人はいないと思います。
A: If you tell a lie, you will face the (music).
B: I swear to God. I'm not telling a lie.
毎日聴くのは music のことでした。
報いに音楽とは、チョット的外れなような気がしますが、face the music で「自分の招いた結果の報いを受ける、困難に立ち向かう」などの意味になります。
音楽は楽しいのに、何で苦しみを味わわなければならないのでしょうか。
これは、19世紀の中ごろにアメリカで使われ始めたそうです。
この由来にはいくつかの説があってはっきりしませんが、その1つには、不名誉な理由で軍隊を除隊するときなど音楽隊が演奏をしている間は、その方向に顔を向けておかなければならず、辛い気持ちに耐えなければならなかった、というところからも来ているようです。
つまり、音楽自体が報いを受けるというようなものではなく、その音楽を聴かなければならない背景が報いを受けるということのようですね。
face は別のイディオムのところでも説明していますが、「~に顔を向ける」といった意味もあるので、この英文を直訳すると「その音楽に顔を向ける」となりますね。
music を使わずに、直訳的な英文にする時には dificulty や consequence などの単語になるでしょう。
You will face difficulties.
この場合の報いを受けるという意味は、因果応報という意味でもあるので What goes around comes around.
ところで、「神に誓う」といった言い方は、先の例文のようなものの他にもいくつかあります。
By heavens.
In the name of God.
Cross your heart.