●次の日本語に合うように英語を完成させてください。
A: そこに行ったのはどのくらい前なのですか。
How long ago did you go there?
B: え~と、30年程前ですね。その町がとても懐かしいです。
Well, about 30 years ago. I left my ( ) in the town.
※ how long だけだとどのくらい長くという意味になるので注意しましょう。
ヒントを見る前に自分でいろいろと考えてみて下さい。
あれこれ考えることで英語を自分のものにし易くなります。
【ヒント】
目には見えませんが、誰もがそれぞれの奥深くに持っているでしょう。
解答と解説はこの下にあります。
A: How long ago did you go there?
B: Well, about 30 years ago. I left my (heart) in the town
誰もが奥深くに持っているものとは、ここでは heart(心)のことでした。
もちろん heart には「心臓」いう意味もありますから、これは目で見ることは可能ですね。
さて、left one’s heart で「心を置いてきた」→「懐かしい」となります。
日本語は現在形ですが、英語は leave の過去形である left になっていることに注意して下さい。
in の後にいろいろな地名を入れて練習してみましょう。
ところで「懐かしい」という言葉は、英語にはいろいろな言い方があります。
先の例文でもお分かりのように、英語での表現方法は日本語の通りに訳されないものがたくさんあるので、英語と日本語の発想の違いを理解しなければなりません。
また「懐かしい」を1語で表すには nostalgic という単語があります。
これを feel nostalgic としたり、good old など2語以上にして使う言い方もたくさんあります。
I feel nostalgic about the manual printing machine.
「その手動の印刷機は懐かしいです。」
good old は days や memories などを付けて、 good old days / memories などとして表現することもよくありますが、good
があるので、良い想い出として使うことになるでしょう。
逆に悪い想い出であれば、bad old days となります。
日本語で考える「懐かしい想い出」とは、ただ単に”過去の記憶”として表現することが多いのではないでしょうか。
次のような例文では、過去の楽しい想い出として表現していると考えて良いでしょう。
This song brings back memories of the day we first met.
「この曲は私たちが最初に会った日を思い出させます。」
↓
「この曲を聴くと私たちが最初に会った日を懐かしく思います。」
過去の想い出が“恋しい”という意味合いで伝えるような場合には、次のように miss を使うこともできるでしょう。
I miss the days of living in the town 30 years ago.
「30年前にその街で暮らした日々が懐かしい(恋しい)。」
昔の生活などが良かったというような意味で、次のような決まり文句なんかもあります。
Those were the days.
「昔が懐かしい。(昔は良かった/あの頃に帰りたい)」
このように、いろいろな訳ができます。
昔の想い出を上記のような表現を使っていろいろ練習してみましょう。